膵臓癌ステージ4/父の闘病日記7

日常

検査結果は膵臓癌ステージ4

癌患者の方が多いので、一回の診察が長いというか色々と話すことが多くなるんだろうと思う。

「癌です」

「あぁそうなんですね」とはならない。

一旦、静けさが間を挟む。この間が特別長く感じるのだ。

ステージ4とは病巣から遠くの組織にも転移している状態をいう。意外とこのことをを知らない人が多い。

一般の人はステージ4と聞くだけでも、落ち込む。ものすごく悪いとわかるのだ。

よくドラマで末期の患者はだいたいというかほぼステージ4というのが定番だからだ。まさかこんなドラマみたいなことあるんだなと思った。

自分は最悪の状態をイメージしていたので、すんなり受け入れた、、ほうだ。

母はもう少し軽いもんだと思っていたらしい。

予想外で悲しみが増しているようで、父の心配ももちろんそうだが、母のことも心配になる。

これが「家族は第2の患者」と言われる理由なのかと感じた。

膵臓癌や胃が少し荒れているので、食事に関しては家族で気をつけている。

主治医に何か他に気をつけることがあるのかを質問した。

アルコールは注意された。それ以外は好きに食べてもいいですよ。と言われたのだ。

これは末期で余命を楽しく過ごすために我慢しないでくださいの意味なのか。

特に何食べても問題ないよの意味なのか。深く考えれば答えはわかるような気がするが、頭の隅に今は置いとくことにした。

基本は化学療法。そう、抗がん剤治療だ。

劇薬なので、身体に悪い。

そんな劇薬で大丈夫なのかと親は心配していたが、だからこその副作用なのだ。しかも「さまざまな、個人差のある副作用」何がどう症状がでるか多方面から気をつけないといけない。

副作用に対しての食事、症状緩和のためのお灸。

サポートできることを母、兄、自分で手分けしてやることにした。

今、自分の時間が空いていることに感謝した。

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