今年の4月。突然、適応障害になった。最初は鬱と適応障害は似ているのでしばらく様子を見て判断しますと言われた。鬱にもなる可能性もある、そんな言い回しだった。
いつの間にか適応障害になるこの現実に
- もう少し早く気づけるように、適応障害の前兆で起きたこと
- 少しでも楽に過ごしてもらいたいので、自分なりに効果のあった対処法
を紹介します。まず、
適応障害とは
適応障害ってあんまり聞こえは良くないと思っています。正しく理解するには『適応障害とは何か』を知っていくべきかなと考えています。こちらを参考にどうぞ↓
適応障害とは、ストレスによって、気分の落ち込み、意欲低下、不眠や身体症状が出現している状態で、最もよく見られる疾患の一つです。
http://www.sleep-mental.com/index19.html
医学的には、個人的不幸・心理社会的ストレス因子に対する短期間の不適応反応のことで、ストレス性障害の一つです。
適応障害は、ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての主観的な苦悩(とてもつらく耐えがたい感じ)を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。
https://ikezawa-clinic.net/info_tekiou.html
調べてみるとほぼストレスによるものと解釈ができます。
ほとんどの人が患ってもおかしくないですね。
前兆
もちろんストレスが原因です。そんな簡単でいいわけではなく、そのストレスは何から感じているのかを突き止めることが重要です。
自分もメンタルクリニックの先生に今の生活に不満があるのか、家庭なのか、職場なのか聞かれました。そりゃー職場です。すぐに答えが出ました。
その後も職場の人間関係なのか、仕事内容なのかなどなど細かく聞いてくれます。
中には「職場のことを考えたくない」とか考えることをやめたり、考えることができなかったりすることがあるので、まず落ち着いて、思いつくことを素直に先生に言うことをお勧めします。
自分の担当医はしっかり話を聞いてくれる先生なのですぐ打ち解けることができました。本当に心から感謝しています。
通院していく中で前兆は多くあったことに気づきました。
- ストレスの処理がうまくできない。もともと人付き合いは得意ではない。なのに職業柄、人と多く関わっている。そうなると否が応でも、頑張ってスキルをつけ、我慢して周りと接することになる。
- 人の些細な言動と行動がとても気になる。相手は自分がそんなことで気にしていることなんて気づかない。思考がぐちゃぐちゃになって集中力や思考力、判断能力が低下する。
- 声がかすれる。しゃべる体力がなくなってくる。声の張りがいつもよりなくなって、自信もなくなる。
- 睡眠不足。頭の中がごちゃごちゃしていたり、明日のことを考えると眠れなくなる。
- 活動が億劫になった。外部の活動や勉強など慣れない生活をし始めた。
- 相談できる人が周りにいなかった。(奥さんがいることでだいぶ助かった)
など
考えるだけでたくさん出てきました。
症状
自覚症状は
- 強い不安感
- 思考力・判断力低下
- 声が出なくなる
- 人と関わりたいと思わなくなる
- 涙が出てくる
- 睡眠不足
- ものすごくお腹が空く
- 倦怠感
- ひどい時はめまいがあり、ふらつきなど
他覚所見は
- 目が垂れていて、疲れている
- 声が震えてる
- 元気な時や落ち込んでる時の差
- 少し苛立ちを感じる
- 食べ過ぎなど
自分はこんだけ症状が出ました。
今考えるとこれは自分がしっかり体調管理してないから、運動不足だから、ご飯をしっかり食べてないからと自分の体に言い訳ばかりしてきた結果です。ハッとしたのは職場、ストレスと言われた時です。その時にやっと原因がわかったんだと思えます。普段は職場のストレスは”当たり前”と認識していました。これが当たり前ではなく、そのストレスが体を蝕むストレスではないか?に気づきことができたんです。
例えば、短期間で職場の人間の入れ替わりが激しかったり、仕事に対して疑念が浮かでくると不満が募る。そして人間関係。これが全部体が我慢して受け取ったストレスでした。
放置してはいけないです。
対処法
Yahoo知恵袋とかSNSとか見ると意外と適応障害の方が多いんだなという印象です。学生の子もなるし、50代の方だってなる。いつ誰がなってもおかしくない病気です。
対策というか症状を落ち着かせるにやったことはこちらです。
- 自然と触れ合う時間を増やす:散歩などを30分程度、行ったことのない場所を散策する。
- やりたいことやる:これやりたいなって思ってたこと(すぐにできることから)を集中してやる。
- 瞑想:頭の中を真っ白、、、にはできないと思うので、普段考えてることってこんなことかぐらいで瞑想をやる。
- 日記を書く:「今日は◯◯食べた。美味しかった。」『TVを見ていたら○◯が面白かった。』ぐらいです。余裕ができたらなんでそう思ったのか?まで書けると自分を知ることができます。
自分がやっていて効果があったものを紹介しました!
そんなのすぐできないよ!ってものはないとは思います。個人的にはやりたいことやってました。家の掃除やゲーム、見てなかったアニメなど自由気ままに過ごしました。
自分に合った方法を探してみてください。
まとめ
どうでしょうか?
前兆はありましたか?症状はどうでしょうか?
最近、余裕がなくてイライラしたりする人は案外当てはまるかもしれません。神経質な人のことですね。そういう方こそなります。気をつけてください。
”適度に素直になる”これを覚えといてほしいです。決めつけないで、自分の心と相談する時間を作ってください。正直、自分で解決しなきゃいけない部分はあります。難しいです。そんな時は身近な人が見えてないかもしれないので、身近で頼れる人を頼ってみてください。
今回は適応障害とは診断されましたが、個人的には他の精神的疾患も複合的に患っていると思っています。
自分で調べてみると、神経症、心身症、双極性障害に当てはまるようなものもありました。一概に『適応障害だからこれは大丈夫でしょ』とは言えないなと思いました。今後も気をつけていきたいです。
適応障害で辛い時、困ったことが多くありましたので、後日に病院や傷病手当などの情報も発信していきますね。
今回の記事、参考になれば嬉しいです。
おわり!
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