国民の30~40%は不眠に悩んでいるようです。多いですよね、自分も不眠で悩まされることがあります。
睡眠は人生の1/3を占めています。そう聞くともったいないような気がしますが、睡眠を正しく取れているかいないかで体と心の調子がまるで違います。
この記事を読むと、快眠へのヒントが得られて、不眠の原因に一歩近づくと思います。
不眠に対しての情報が多い中、どれが正解なのか分からないという状態から、わかる状態にしていきましょう。
自分は職場のストレスや朝から晩まで生活リズムがガッツリ乱れていたこともあり、不眠の時期もありました。
今もたまにあります。その経験から不眠で眠れない方の相談や不眠に対しての鍼灸治療をしていたこともあります。
良くも悪くも、体が整って眠れる方もいれば、生活リズムが戻らず不眠が長引く方も多かったです。
なので一時的に、慢性的に快眠ができない方は是非参考にしてください。
少し強目での言葉で行きますね。
睡眠負債するな
寝不足が続いて体調不良になることを「睡眠負債」と言います。
寝不足が続く方は休日に不足分を取り戻せばいいなんて思っていませんか?
言っておきますがそんな生活をすると早めにガタが来て病気になりやすい体になります。
睡眠は体と脳がしっかりと休むためにある機能です。自律神経と深く関わりがあります。
自律神経の役割って知っていますか?
体全体の状態を自動的に調整する器官のこと。呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排尿・排便など自分の意識では調整できない機能です。
自律神経の不調で有名なものは自律神経失調症ですね。
厚生省ではこのように記載されています。
- ストレスなどが原因で、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが崩れて出る様々な症状。
もちろんストレスも原因ではありますが、生活習慣の乱れや加齢によるものが考えられます。
なのでそれぞれのストレスの原因、生活環境などの原因をしっかり把握しなければ根本的には良くはならないでしょう。
睡眠はあらゆる症状に関係する
睡眠は自律神経に関係あると説明しました。自律神経自体があらゆる臓器に欠かせないものです。
ストレス性の胃腸炎、過敏性腸症候群、更年期障害、癌の発症、情緒不安定やめまい、過呼吸など様々です。
自分はストレス性のめまいを発症したり、父は昔に十二指腸潰瘍、奥さんは皮膚のアトピー様症状が出現したりしました。人それぞれ症状が違うことがわかります。
最近は起立性調整障害というのが小・中学生にに多く見られるそうです。もちろん大人でも見られます。起立性低血圧よりひどいイメージです。
病態としては、自律神経の調整がうまくいかず、脳や体に血流障害が見られるそうです。
そのため、朝にめまいや頭痛、吐き気、腹痛などがあり学校にいけない子がいるらしいです。
今でもなかなか認知されていないようなので、知らない人はそういう人が近くにいたら理解をしてあげてください。
睡眠と自律神経 4つのタイプ
大まかに交感神経と副交感神経に分けられます。
寝不足がつみかさなるとこの自律神経のバランスが崩れることで起こります。
交感神経は興奮すると心拍数が増え、呼吸しやすい様に期間が開きます。つまり闘争・逃走モードです。
副交感神経は心拍数が下がり、リラックス状態に入ります。睡眠・休息モードです。
この自律神経を4つの状態に分けます。
- 交感神経が高い・副交感神経が高い:正常にどちらも働く状態。
- 交感神経が高い・副交感神経が低い:ストレスフル、頑張りすぎている人。
- 交感神経が低い・副交感神経が高い:注意力・集中力・判断力の低下、日中体がだるい、眠い。
- 交感神経が低い・副交感神経が低い:心身ともに不調で、鬱などになりやすい。
この中のどのタイプでしょうか?
意識するべき4つのこと
日中に交感神経が優位になり、夜間に副交感神経が優位になることが理想です。
自律神経は何もしないと10年ほどで15%機能が落ちてしまいます。男性であれば30代、女性では40代に副交感神経の機能低下が見られるようです。つまり、このストレス社会で交感神経が興奮したまま、30代を過ぎ何もしないでいると体のバランスが戻りにくくなり、後々不調が多く現れる可能性があるかもしれないのです。
自律神経と見た目は関わりがあります。年齢以上に老けていませんか?だとしたら黄色信号です。
自分の意思でコントロールをすることは難しいのが自律神経ですが、乱れないように対策したり、落ち着いたりする工夫は可能です。
そのためにはこの4つを意識しましょう。
- 生活習慣の改善
- 体をでき流だけ動かす:同じ姿勢でいないこと
- メンタルケア:ストレスを上手に受け止めること、受け流すこと
- 肺を鍛えること:ゆっくり呼吸する。瞑想など
まとめ
どうでしょうか?
睡眠=自律神経は分かりましたでしょうか?
日中に交感神経が優位になり、夜間に副交感神経が優位を目指して下さい。
どれかできることあると思います。
行動にできそうにないかたは、意識を変えるだけでも全然違います。
その後、段階を踏んで生活習慣の改善を進めていくと良いでしょう。
何をやろうか迷っている方は、後日オススメのケア方法などお調べしてまとめていきます。
おわり
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